この記事では、漢字検定10級から5級までの勉強方法を紹介します。
5級は小学校6年生程度なので、5級に合格すれば、小学生の漢字は全てできていることになります。
私が息子に教えている方法は、できるだけ単調な漢字練習を少なくして、負担と無駄をできるだけ減らすものです。
覚えていればそれ以上練習する必要はありません。

覚えているものを練習するのは、もはや書写!
漢検の勉強は効率重視で♪
勉強の主な流れは以下の4つ
② 過去問を1回分解く
③ 落とした点数が大きい分野の強化
④ 残りの過去問
基本的なことばかりですが、地道に進めていけば、合格できます。
それでは、方法を紹介します!
① 漢字学習ステップ
日本漢字能力検定協会の「漢字学習ステップ」を使用します。
この漢字学習ステップには、漢字練習ノートがついています。
まずは、これらのテキストを使って、学習を進めていきます。
進め方は↓↓↓
↓
ステップの漢字表を読んで覚える
↓
問題を解く
↓
間違えた箇所を直す
↓
書き問題の間違えたところのみ漢字練習
漢字練習ノートで漢字の練習
このような漢字練習ノートがついてくるので、バランス良く書けるように練習します。
漢字のバランスが取れるようになれば大丈夫なので、必ずしも下まで埋める必要はありません。
息子には「補助線がない四角に、きれいに書ければそれでいいよ」と言っています。
なので、上の画像の通り、少ないものは6回しか練習していません。
自分でバランスが難しいと思ったものは、最後の枠まで使って練習しています。
ステップの漢字表を読んで覚える
漢字表には
- 漢字
- 読み(音訓別は7級)
- 画数
- 部首(6級)
- 部首名(6級)
- 漢字の意味(6級)
- 用例
- 筆順
が載っています。
これらを完璧に覚えられなくてもいいので、一通り読みます。
かっこ書きのものは、その級から読み始めれば大丈夫だと思います(※出題傾向が変わる可能性があります)
問題を解く
漢字表を1ステップ分読んだら、そのステップの問題を解きます。
解き終わったら採点してあげましょう!
このとき、正答率が低くても焦る必要はありません。
ここで怒ってしまうとやる気を失うか、漢字表や答えを見ながら解いてしまうようになるので、気を付けます。

間違えてもいいよ!
と声をかけて、気楽に解けるようにしてあげると◎
間違えた箇所を直す
間違えた箇所を、漢字表を見たり辞書を引いたりして、自分で直してもらいます。
最初はいっしょにやってあげないと、難しくて挫けてしまうかもしれません。
辞書をうまく引き、答えを見つけられるようになるまでは、お手伝いが必要です。

息子は最初の頃は苦戦していたものの、今では国語辞典と漢字辞典を駆使して、スイスイ直せるように!
辞書は、10級と9級は辞書の練習もかねて「はじめての国語辞典」など、簡単でカラフルなものを用意します。
8級からは、簡単な辞書では載ってない単語も出てくるので、必要に応じてもう少しボリュームのある辞書を用意します。
小学生用の漢字辞典も引けるようになると、国語辞典だけよりも答えを見つけるのが楽になります。
書き問題の間違えたところのみ漢字練習
用意する漢字練習帳は、一年生が使うような50マス程度のマスが少ないものを使います。
付属のノートとは別のものです。
たくさん練習するのは大変だから、書き問題の間違えたところだけを練習します。
50マスの漢字練習帳なら、1つの漢字に10マスしか使わないので、全問不正解でも書き問題12問×10マス=120マスの練習ですみます。(※5級の場合)

書き問題の漢字が書けるようになっていれば、ほぼ読みも書きもマスターできるので、安心して書き問題だけにしぼってください♪
② 過去問を1回分解く
漢字学習ステップが全部終わったら、過去問を一回分だけ解きます。
答案用紙は、日本漢字能力検定協会のものなら一枚添付されているので、それをコピーして使います。
解き終えたら、採点します。
ここで見たいところは「どの分野で一番得点を落としているのか」です。
例えば、20点満点中18点が取れた分野だと、極めても2点しか伸びません。
逆に20点満点中0点の分野は、極めたら20点伸びます。
20点伸びたほうが合格に近づきます。
一番伸びしろのある分野を見つけましょう!
③ 落とした点数が多い分野の強化
落とした得点が大きい分野から勉強をしていきます。
私が使っている方法は、単語カードです!
単語カードは、作る手間がかかりますが、子どもの負担は一番軽くなるのでおすすめです。
3回正解したら合格とし、合格したらそのカードを束から抜きます。
そうすることで、できるものは何度もやらずに、できないものは何度もチャレンジできます。

クリアしていくかんじがゲームみたいで、単語カードはいつもより楽しそう♪
ただ、作る人は大変…
そこで、作る時間がない方におすすめなのが、日本漢字能力検定協会の分野別問題集です。
分野別問題集は、カードにするのが難しいような分野では、とても助かります。
ただ、やらなくていい分野のページは使わないので、もったいないです。
それから、暗記が得意な子だったら十分な量なのですが、なかなか覚えられない子にとっては、問題の量が少ないと思います。
まとめると…
単語カード
分野別問題集
↓単語カードの使い方↓

過去問を残して、勉強はここまでです。
これをやる時間はない!という方は、ここまでの勉強をスマイルゼミにおまかせしてもいいと思います。
月額費用がかかるので、問題集を使うより高くなりますが、時間は奪われません。
ただ、過去問だけは、本番に合わせて紙ベースで練習させてあげるといいですね♪
④ 残りの過去問
苦手分野の対策がだいたい終わったら、過去問を解きます。
これも、漢字学習ステップの問題と同じように、終わったら自分で間違えたところを直します。
もし得点が伸び悩む分野があったら、その分野の対策をします。
間違える分野がバラバラで、得点も合格点に達しているなら、間違えたところの漢字練習をします。
分野の対策や漢字練習ができたら、また過去問を解いて…
この繰り返しです。
合格の目安
7級、6級、5級…7割

目安+1割取れるようになると安心♪
まとめ
文章にするとなんだか大変そうなかんじがしますが、4ヶ月の勉強期間でも、1日の量は30分以内で終わる程度です。
1年で1つの級の勉強をするなら、もっと少なくてすむと思います。
漢字検定は、暗記だけで応用もなく、会場の選択肢も多いので、勉強も受験もハードルが低く、子どもにはとてもおすすめな検定です!
ぜひチャレンジしてみてください♪

単語カード以外の問題の作り方もアップしたので、こちらも参考にしてみてください
↓手作り問題の作り方↓
