教科書の落書き|叱るべき理由と叱らなくてもいい理由

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息子の教科書に、初めて落書きを発見しました。

思わず「なんで落書きしちゃったの!?」と言ってしまいましたが、叱るのはグッと堪えました。

すぐに叱らなかったのは、自分の教科書に自分で静かに落書きをしているのであれば、誰にも迷惑をかけていないからです。

誰にも迷惑をかけず、危険なこともしていないのなら、まずは理由を聞くべきだと思っています。

叱るのは、理由を聞いてからでも遅くありません。

今回は、息子の落書きの理由や、落書きについて思うことを書いていきます。

 

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息子の落書き

息子の落書きはこちら↓

これは、道徳の教科書です。

知らない男の人に道を尋ねられたらどうしますか?という内容です。

それに対して「ナビで行け」と落書きしてあります。

「ナビで行け」以外にも「わかるわけないだろ」などのツッコミが多数…

 

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息子が落書きをした理由

なんで落書きをしたのか聞いたところ、理想的な解答がわからないけれど、自分の思うことはあったから、それを教科書に書いていたということです。

自分の考えを書く紙には、自信がないから書きたくなかったのでしょう。

道徳らしい解答を教えたことはあったのですが、どうやら息子には正確に伝わっていなかったか、忘れてしまったようです。

あとは、書ける答えが思い浮かばないから暇だったとも言っていました。

 

叱るべき落書き

落書きをしかったほうがいい場合とは、どんなときなのでしょうか?

私が叱ったほうがいいと思う落書きは、以下の3点です。

・誰かが不快になるもの
・自分のもの以外へのもの
・読めなくなるほどのもの

では、それぞれの理由を説明します。

誰かが不快になるもの

他人が見たときに、不快に思うような内容の落書きは、すべきではありません。

「○○気持ち悪い」などいじめになるものや、保健の授業の範囲を超えた内容のもの、人種差別や宗教批判など、倫理的に問題となることを書いていれば叱ってやめさせます。

落書き以前の問題ですね。

自分のもの以外へのもの

他人の教科書やノートへの落書きは、器物損壊だと思います。

大人が他人の所有物に落書きをしたら、訴えられる可能性があります。

大人なら犯罪となることを、子どもだからと許していては、その子のためになりません。

他人に迷惑をかける行為は、叱って正してあげるのが親の務めだと思います。

読めなくなるほどのもの

文字を塗りつぶすなど、読めなくなるほどの落書きも叱ります。

理由は、読めなくなれば教科書としての機能がなくなり、買い直すことになるからです。

必要のない出費をさせる時点でアウト!
物は大切に!

 

息子を叱らなかった理由

叱るべき3点に当てはまらない

私が息子を叱らなかった理由は、上記の叱るべき3点のどれにも当てはまらないからです。

人を傷つけるような落書きではないし、自分の教科書だし、教科書はちゃんと使える状態です。

誰にも迷惑をかけていないので良しとしました。

授業中の落書きなので、もしかしたら先生は不快だったかもしれませんが、わからなくて暇だったという理由の落書きは、私の責任であると思います。

今回の落書きでは、知らない人について行ってはいけないことは教えていましたが、その理由まで息子に伝わっていなかったことがわかります。

自分の落ち度を無視して、息子を叱る気にはなれませんでした。

書き込みはしてほしい

先生が口頭で伝えたものを教科書にメモしたり、大事なところにマーカーを引くなど、教科書への書き込みはしてほしいものです。

逆に、授業の内容と全く関係のない絵を描いていたら、そんなことするより授業を真面目に聞いてくれと思います。

落書きそのものに対して怒るというよりは、絵を描いていて授業をちゃんと聞いていないであろうことに、怒りがわいてくるのではないでしょうか?

そこで、授業をちゃんと聞いてほしくて「落書きをしないで授業を聞きなさい」と叱ったとします。

叱られた子どもが「授業は集中して聞かなきゃいけないんだ」と受け取ってくれればいいのですが、たいていの子は「落書きをしてはいけないんだ」と受け取ると思います。

そして「絵は自由帳があるんだから、自由帳に書きなさい」と言えば、「落書きをしてはいけないんだ」は「教科書に書いてはいけないんだ」に変換されます。

そう変換されてしまったら、先生が口頭で伝えたものを教科書にメモしたり、大事なところにマーカーを引くなど、教科書への書き込みを躊躇するようになってしまうかもしれません。

私は、自分の説明で、まだ幼い子どもに落書きと書き込みの境界線を教え、落書きをしていたことの何がいけないのかを、正確に伝える自信はありません。

知らない人についていかない理由を理解していなかった息子が、落書きについてきちんと理解するとは思えない…

落書きを叱ったら、きちんと伝わらなくて、単に「教科書に書いてはいけない」と受け取られてしまうような気がします。

だから、教科書への書き込みを制限しないためにも、落書きを叱ることはしないでおこうと思っています。

もちろん、してはいけない種類の落書きの話はしてあります。

 

まとめ

「ナビで行け」が衝撃的でおもしろかったので記事にしようと思ったら、思っていたよりも真面目な方向にいってしまいました。

叱るべき落書きに該当しない限り、私は落書きに関しては叱らないことにしています。

落書きの有無が成績に直結すると思えないことも、1つの理由ではあります。

同級生の頭のいい子でも、教科書に落書きする子はしていましたから(笑)

そして、どうせ書くなら、落書きがTwitterで拡散されるほどの腕前になってほしいものです。

ひとりごと
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