学校の雰囲気を直接感じてこようと、初めて中高一貫校の文化祭に行ってきました。
息子は小学校2年生で、学校説明会に行くにはまだ早いと思うので、文化祭はちょうどいい学校見学になります。
今年は全く違うタイプの中高一貫校に、2日続けて行きました。
実際に行ってみると、学校の印象が変わりました。

インスタと実物が違うようなかんじ!
(どちらが良いかは学校による)
今回は、文化祭に行ってみて感じたことを書いていきたいと思います。
※私の個人的な感想なので、学校に迷惑がかからないように、学校名の公表は控えさせていただきます。
今回行った学校
私立男子校
進学校
偏差値65~68(80偏差値)
公立中高一貫校
中等教育学校
男女共学
偏差値62~64(80偏差値)
文化祭で気付いた違い
文化祭での学校説明
私立男子校は、先生への受験相談ブースが3時間程度開かれていました。
終日生徒から話を聞ける生徒会の部屋もありました。
公立中高一貫校は、来年度の受験生のための学校説明の部屋がありました。
以前に学校説明会で流したスライドが流れ、先生との個別相談もできるそうです。
校舎のきれいさ
正直、同じようなものでした。
私立のほうはトイレが臭かったです。
ただ、私立のほうは建て替え工事をしていたので、数年後には校舎がきれいになり、においも解消されると思います。
学校によると思いますが、やはり私立のほうが建て替える予算を用意しやすいのでしょう。
設備
どちらも冷暖房完備です。
しかし、私立には化学、物理、生物の各実験室があるのに対して、公立のほうはそこまでの教室はありませんでした。
設備はやはり私立のほうが充実しています。
文化祭の感想
私立男子校
1~3年生が中学生、4~6年生が高校生です。
1、2年生がクラス単位で企画していて、3年生以上のクラスの出し物がないことが印象的でした。
3年生以上の生徒は何をしているのか気になって、生徒さんに聞いてみたところ
「部活単位で活動しているか、高校生は来ないで家で寝てたりもします」
と教えてもらいました。

来なくてもいいの⁉
私の中で、偏差値が高い学校は、自由度が高いように感じます。
生徒の自主性にまかせても安心だからでしょうか。
不思議なのは、来ない生徒がいるはずなのに、大勢の生徒がいて活気があったことです。
クラスで活動している1、2年生はもちろん、部活での企画を運営している生徒も、部活での成果を発表したりしている生徒も、とても生き生きとしていました。
とある1年生のクラスでは、来場特典として、授業でのノートのコピーや入試のノウハウを記載した冊子を作って、配っていました。
自分たちの学校が好きで、その学校に誇りがあり、やりたいことをやれている。
文化祭で数時間滞在しただけでも伝わってきました。
きっと、自分に合う学校を見つけて、自分の意志で入った生徒ばかりだから、このような環境になっているのだと思います。
私立ならではの良さに触れることができ、少し遠かったけれど行った甲斐がありました。
公立中高一貫校
入った瞬間に懐かしいと感じました。
私は公立高校の出身で、そこでの文化祭に非常に似ていたのです。
公立中高一貫校の生徒たちは、私が高校生のときに体験できた文化祭を、中学生のときから体験できるのですね。
一般的な公立中学の文化祭は、合唱コンクールと文化部の展示程度しかありませんでした。
それと比較すると、中学生のうちから高校の規模の文化祭に参加できることは、中高一貫の大きなメリットだと言えます。
高校受験のないカリキュラム以外に、このようなところにも特色が表れるのだと気付きました。
今回行った公立中高一貫校は共学なので、前日の私立男子校と比べると、学校全体の装飾が華やかでした。

食べ物の出店が多いのも、食べ物屋さんをやりたい女子が多いから?
共学、男子校、女子校…
それぞれ雰囲気が違っていて、人それぞれ好みが分かれるだろうなと思いました。
通学時間の確認ができる
文化祭に行くと、おおよその通学にかかる時間がわかります。
ほとんどが土日に開催されるため、電車の混雑具合はわかりませんが、だいたいの距離感はつかめるのではないでしょうか。
私立男子校のほうは、我が家から1時間半のところにあります。
日能研でドアツードアの時間が、男の子なら2時間、女の子なら1時間半が限界の時間と教えていいただきました。
それによると、1時間半なら大丈夫そうに思えるのですが…
実際に行ってみたら、疲労感が半端なかったです(私の体力の問題かもしれませんが笑)
公立中高一貫校のほうは、ドアツードアで45分あれば着きます。
私立男子校と比べると半分の時間となり、とっても楽でした。
なんとなくの距離感や疲労感を親子で認識しておくと、後々志望校を決めるときに1つの判断材料として使えると思います。
私は、子どもにも体感してほしかったので、行き帰りの時間に「私立だとこの倍の時間はかかるよ」とか「公立だったらもうここまでの時間で家についてるね」とか「家からここまでで1時間経ったよ」など、子どもでも比較しやすいように声をかけました。
まとめ
私は、単純に安いから公立中高一貫がいいなと思っていたのですが、文化祭に行ってその考えは変わりました。
私立男子校のほうが、息子の気質や性格、やりたいことに、ぴったりと合ったような気がしたのです。
自然体の生徒たちを見て校風を感じることができたから、わかったことだと思います。
息子自身も、私立男子校のほうを気に入ったようです。
やはり実際に足を運ぶことは大切なんだと学びました。

また来年、今年とは違う学校の文化祭にお邪魔したいと思います♪