テストでいい成績を取るためには、日々の勉強は必須です。
ですが、親のアドバイス次第で、今よりも点数を伸ばすことは可能です。
今回の記事では、全国統一小学生テストで、子どもの点数を伸ばすコツとアドバイスを紹介します。
基礎問題は焦らず正確に解く
アドバイス「最初に出てくる基礎問題は、焦らずにゆっくり正確に解こう!」
算数は計算問題、国語は漢字やことばの問題で、確実に点数を取れるようにアドバイスしていきます。
全国統一小学生テストの特徴なのですが、基礎問題も応用問題も、あまり配点の差がありません。
例えば、こちらをご覧ください。
小学2年生のときの結果です。
正答率95.6%の計算問題を間違えています。
逆に、正答率1.7%の最後の難問は正解していました。
配点はどちらも5点!
せっかく難問が解けたのに、簡単な問題のミスで、難問分のゲットした点数が打ち消され、もったいないことがよくわかります。

同じ配点なら、簡単なほうを確実に取るようにすれば、安定したテストの点数が取れるようになるでしょう。
また、基礎問題は正確に解くことを理解していても、意外とできるようになるまでが大変です。
なぜなら、テストは時間が限られているため、最初の簡単な問題を急いで解いて、時間を稼ごうとしてしまうからです。
例えば、息子の場合、急いで計算をして自分の字が汚くて0と6を読み間違えたり、急いで書いた漢字が薄くて書いたのに書いてないと判定されたりしていました。

「その急いだ計算で稼げるのは、ほんの数秒だよ。数秒のためにミスをしたら、稼いだ数秒も意味がないよ。」と、具体的に何度も教えていくことで、なんとか改善できました。
※配点については、2021年の情報のため、今後変更になる可能性があります。
わからない問題は飛ばす勇気を持つ
アドバイス「わからない問題は飛ばして、とにかく最後までいこう!」
こちらの画像をご覧ください。
大問2(6)の問題の正答率が8.3%となっています。
そして、大問2よりずっと後ろの方にある問題、大問7(1)の正答率は45.2%です。
このように、必ずしも後ろの問題が難しいとは限りません。
大問2で苦戦して時間を失うよりも、大問7まで行った方が、点数を取れる可能性が高くなることがよく表れています。
また、大問7まで行くことができなくても、大問4でも大問2より易しい問題が出てきます。
例えば、大問4(1)は正答率66.8%、大問4(2)は正答率52.2%と、どちらも半数以上の受験者が正解しています。
わからない問題を早めに諦めて飛ばすことで、点数が伸びます。
でも、完璧主義な子には、飛ばすことがとても難しい…なので、
「全部解けなくてもいいんだよ!自分には無理だってわかったら、次に行けるのはいいことだよ」
という感じ教えてあげると、子どもの気持ちが楽になって、できるようになるかもしれません。

余談ですが、偏差値60は上位16%だということはご存じですか?
大問2(6)の正答率は8.3%なので、偏差値60を取れた人数のおよそ半分の人しか正解していません。
偏差値60より上を目指すのであれば、正解できたほうがいいのかもしれませんが、そうでないなら捨てても問題ないことがわかります。
ちなみに、このテストのとき、息子の算数の偏差値は65です。
正答率1.7%の問題は正解しているものの、それ以外の正答率30%以下の問題は、全部間違えています。
他の受験者の成績にもよりますが、正答率30%以上の問題を全て正解していれば、だいたい偏差値60以上は取れています。

それだけ基礎問題は大事ってことですね!
わからなくても埋める
アドバイス「間違ってもいいから、わからなくても何かしら書いておこう!」
自信がなくても、わからなくても、何か書いておけば正解する可能性があります。
逆に、何も書かなければ、正解することは絶対にありません。
とくに3年生以上のマークシートでは、わからなくても埋めることで成績が伸びます。
例えば、選択問題ならとりあえず選択しておけば、当たるかもしれないことは誰にでもわかります。
算数の角度の問題だったら、答えが90度前後っぽいなーと思ったら、95度などと記入しておけば、当たるかもしれません。
息子は、最初この方法に抵抗があり「ズルではないのか」と言ってきたのですが、私は「ズルではなくテクニック」だと教えています。
ただし、当てずっぽうで正解してしまったときのテスト直しでは、注意が必要です。

正解していてもわからなかった問題は、テスト後に解き直すようにしてください。
解き直して理解しておかないと、解けないままになってしまいます。
とは言え、マークシートでなければ当たる確率は低いので、そこまで神経質になる必要もないかもしれません(笑)
私は、息子の自己申告を信じて、それ以上はとくに何も言わないようにしています。
マークシートをしっかり塗る
アドバイス「マークシートは濃くはみ出さずに塗ろう!」
せっかく正解を選んでいても、きれいに濃く塗れていなくて、不正解になってしまってはもったいないです。
また、小学生は学校でマークシートの塗り方は習っていないので、教えておいてあげると安心です。
マークシートはたいてい[1]のように完全な四角になっていないか、四角になっていても四角が薄くなっています。
それを小学生が直接塗ろうとすると、はみ出したりムラができてしまうかもしれません。
それを防止するために、次のように塗ります。
①ぬり絵の枠を作るように、自分が選んだものの枠を書く。
②自分で書いた枠の中を塗る。
[ ]→ □ → ■ このようなイメージです。
アドバイス「間違えたらキレイに消そう!」
マークシートは機械で読み取られることを、大人であれば当然知っていますが、子どもは知らないかもしれません。
なので、しっかりと消しゴムで消していないと、答えを2つ選択してしまっていると機械が読み取り、不正解になってしまうことを説明します。
まとめ
どれも基本的なアドバイスばかりですが、子どもはわかっていなかったり、できていなかったりします。
まだ子どもにアドバイスしたことのない内容はありましたか?

なかった方→お役に立てず申し訳ありません。
あった方→ぜひアドバイスしてみてください♪テストの点数が安定すると思います。